8月とオメガトライブ

今年の夏は、カルロス・杉山オメガの曲を聴いて、暑さをしのいで乗り切った。この9月も、そうするつもりだ。だって暑いから。セミもまだ鳴いてるし。
カルロス君の曲を聴くのに検索していると「海流の中の島々」と言うタイトルの曲が出て来る。ん？知らないぞ。それから3日ほど経った頃、どうにも気になって聴いてみた。するとどうでしょう。素晴らしい。それは、ゆったりとしたスローテンポな曲調。さり気なく見える歌詞ではあるが、カルロス君の歌声とも相まって、何とも切なくて涙ぐんでしまうほど、とても感慨深い曲であった。コメント欄に目を通してみると、この曲を隠れた名曲と絶賛する声あり。私のように、涙してしまったと言う人もいた。マニアの中でも、この曲を支持する人も多いとか。
勿論、「君は1000％」や「アクアマリンのままでいて(因みに、この曲のB面だったようだ)」などの流行曲も大好きだが、この「海流の中の島々」は、別格と言っても過言ではないほどの作品だった。
カルロス君、こんなに歌が上手かったんだ。改めて思うほどの歌声。丁寧に歌われていて、「い」を伸ばした時の甘い揺らぎは絶品だ。胸が苦しくなるほど切ない。
子を持ち、年齢を重ねた私。かつて親元を巣立っていった自分のように、我が子が近い将来に巣立ちを迎えるこの時に、この素晴らしい曲に出逢ったと言う軌跡(奇跡)。お聴きになって頂ければ、私のこの気持ち、お分かりになって頂けると思います。
カルロス君が大好きだった当時19歳の自分と同じ、19歳になった我が子。その我が子に、カルロス君の画像を見せたら、「何か、鈴木福君に似てる」だって。でも確かに。

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